在宅ワークが注目を浴びる現在、数ある職業のなかでも比較的挑戦しやすいWebライター。需要が高く、安定して高収入を得ている方もたくさんいらっしゃる職業です。しかし当然のことながら、やれば誰でも稼げる仕事ではありません。フリーランスとしてやっていく限り、稼げるかどうかは自分次第です。
とはいっても、どうせやるなら稼げるWebライターになりたいですよね。そこでこの記事では、Webライターが本当に稼げる仕事なのかを解説したうえで、これから始める方に向けた成功のアドバイスをご紹介します!
- Webライターの可能性
- 稼ぐために準備すべきこと
- 成功するための心構え
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Webライターは本当に稼げるのか?
まずはそもそもWebライターって本当に稼げるの?というお話ですが、フリーランス協会が公表したデータによると、フリーランスライターの平均収入は年間300万円程度。この結果から、Webライターは十分に生計を立てられる職業であることが分かります。
現に、初心者からスタートして安定収入を得ている人はたくさん存在し、私が運営するWebライタースクールでも未経験から始めて独立するまでに至っている方は多々。新型コロナウイルス感染症が流行した頃からWebライターはさらに注目を浴びている職業ですが、今のところ飽和しているような印象もありません。Webメディアや企業ブログの需要は増え続けており、Webライターの市場も拡大の一途をたどっています。
なお最近ではAIの出現によるWebライターの需要減退も推測されていますが、その点も私個人的には心配していません。AIで記事制作をする場合でも「ディレクション」「推敲」「編集」など人の手は必須であり、彼らを使い質の高い記事を作れるのは、大前提として高度なライティングの知識があってこそだと感じているからです。
新たなAI時代において、Webライターの仕事は”減少”ではなく”変化する”が正しいんじゃないかな、というのが個人的見解ですね。
というわけでまとめると、もちろんフリーランスとして活動する限り結果は全て自分の行動次第であるものの、Webライター自体は今もなお「稼げる職業」だと言えます!
Webライターの将来性については以前こちらで見解を語りました
稼げるWebライターになるために準備すべきこと
Webライターはしっかり収入を得られる職業ではありますが、ぶっつけ本番で始めて成功できるほど甘い世界ではありません。特に最近はスクールなども充実しているため、同じ初心者でも、しっかり学んだり環境を整えたりしてから参入してきているライバルも多いでしょう。そこでここからは、稼げるWebライターになるため、デビュー前から準備しておくと良いことを3つ紹介していきます。
- 執筆スキルを磨く
- SEOライティングを学ぶ
- 時間を確保する
1.執筆スキルを磨く
まず絶対にやっておくべきは、シンプルに「執筆スキルの強化」です。
Webライターは、文章のプロ。読みやすく分かりやすい質の高い記事が書けることはWebライターの最低条件であり、ライティングスキルを磨くことこそが、成功するための基盤となります。ライティングスキルの高さがクライアントの満足度に直結するため、スキルの向上は欠かせません。
ちなみにWebライターに必要な執筆スキルとは、小説家のように表現力が高く才能豊かな文章を書く能力とはまた違います。読者のニーズに応えるための情報をピックアップしたうえで、理解しやすい構成を立て、伝えたいことが確実に伝わる文章を書く能力です。
いずれにせよ、執筆スキルの向上は長期的な成功を支える重要な要素なので、まずは基礎をきちっと習得してください。そして常に磨きをかけ続け、プロとして胸を張れる一流の執筆スキルを身につけていきましょう。
2.SEOライティングを学ぶ
そしてWebライターとして稼ぐには、SEOライティングの知識も身につけておくのがベターです。
SEOとは?
Googleなどの検索エンジンで記事が上位に表示されるよう工夫する技術や手法のこと。SEOがうまくいけば、検索エンジンを通しWebサイトに多くの読者を集められるようになる。
前提として、WebライターにSEOの知識は必須ではありません。しかしSEOは集客手法として一般的であることから、検索エンジンで上位に表示される記事作成を求めるライティング案件は非常に多くみられます。むしろSEOライティングの案件は記事制作案件のなかで最も多いといっても過言ではありません。つまりSEOライティングは需要が高いので、スキルを身につけておけば案件獲得のチャンスを広げられるのです。
WebライターにとってSEOはより稼ぎやすくなる要素の一つに過ぎませんが、可能性を広げるなら学んでおくべきでしょう。
3.時間を確保する
Webライターの仕事で稼ぐにあたり、意外と重要なのが「執筆に充てる時間の確保」です。
特に最初のうちは執筆作業のほかに執筆スキルを向上するための勉強も必要なので、時間を確保できなければ話が進みません。そしてそもそもWebライターをはじめとするクリエイティブな仕事は、1本1本の成果物に全力を注いでこそ、自身のスキルアップ・クライアントからの評価アップ=単価アップ・継続案件の獲得につなげられます。時間を確保できず目の前の仕事を全力でこなせない状態で続けても、長期的な成功は見込めないでしょう。
色んな意味で、Webライターは時間がなかったら稼げないと思いますね。
特に副業で始める場合や、家事・育児と両立する場合には、自分のスケジュールを見直し、無理のない範囲で作業時間を確保する工夫をしてみてください。執筆に集中できる環境を整えることが、安定した成果を出す第一歩です!
稼げるWebライターになるための心構え
Webライターとしてしっかり稼げるようになるためには、技術や知識だけでなく、適切な心構えを持つことが非常に重要です。最後に、稼ぐために必要な3つの心構えについてもみておきましょう。
- 継続する力を養う
- 小さな成功体験を積む
- 柔軟性を持つ
1.継続する力を養う
Webライターの世界では、成果が出るまでに時間がかかることが一般的。特に最初のうちは、案件獲得やスキルの向上に試行錯誤を重ねる期間が続きます。この過程で諦めてしまう人も少なくありませんが、成果を出すためには継続が欠かせません。
むしろ、正しい方向で継続さえできれば、結果は自ずとついてくるのがWebライターです。
確実に継続するためには、数字や他者からの評価よりも自分の小さな成長をモチベーションにしてみるのがおすすめ。例えば「3時間かかっていた記事執筆が今日は2時間半でできた」「リサーチのメモを綺麗にまとめられるようになった」などですね。小さな変化を見逃さず、自己満足の世界でオッケーなので自身の成長を実感しながら進めていきましょう。
継続は簡単ではありませんが、確実に成功を引き寄せる力となります。大きな成果を得られる日は必ず訪れるので、一歩ずつ努力を重ねてみてください。
継続が重要な理由とポイントはこちら
2.小さな成功体験を積む
Webライターに限らず、ゼロから個人がビジネスで成功を掴むなら、それ相応の“根気”が必要です。といっても、頑張るためにはエネルギーが必要ですよね。そういったエネルギーは、小さな成功体験の積み重ねで生み出していきましょう。
成功体験を積み重ねる方法として簡単なのは、まずは小さな目標を設定して意図的に達成感を得ること。「1ヶ月に1〜2本の記事を納品する」「毎日30分間はライティングの練習をする」「低単価でも確実に納品する」などの現実的な目標を立て、自分で成功体験を作っていってみてください。
小さな成功体験の積み重ねが自信につながり、次のステップに進むエネルギーになります!
3.柔軟性を持つ
長期的に活躍できるWebライターになるなら、時代やクライアントのニーズに対して柔軟に対応する姿勢も大切です。Webライターは進化し続ける職業ですから、トレンドの変化やクライアントの多様な要望についていけないようではいずれ埋もれかねません。
例えば新しいライティングスタイルやAIツールの登場に伴い、Webライターに求められるスキルは日々変化しますが、柔軟性があれば新しい技術を学び業務に取り入れる余地を広げられますよね。また幅広いジャンルに挑戦する柔軟性があれば、新たなスキルを得られるだけでなく、自分の市場価値を広げるチャンスを生み出せます。SEOやSNSマーケティングなどクライアントが求める付加価値を柔軟に習得し提供できるWebライターは、競争力を高められるでしょう。柔軟性を持つことで、時代の流れに取り残されず、多様なニーズに応えられるWebライターとして成長できるのです。
より稼げるWebライターになりたいなら、新しい挑戦を恐れずに受け入れる姿勢を持ちましょう!
まとめ:稼げるWebライターへの道を切り開こう
というわけで、Webライターは頑張り次第で十分稼げる職業ですが、キャリアを成功させるための第一歩は適切な準備とマインドセットです。まずは自身のスキルを磨き、柔軟性を持ちながら目標に向かって歩み続けていきましょう。
長期的な視点を大切に、自分で未来を切り開いてみてくださいね!