Webライターとして活躍していきたいけど、将来が不安…。ライターがオワコンなんてことも聞いたことがあるけど、実際どうなの?
Webライターという仕事は稼げるイメージが少なく、周囲に職業を打ち明けても「生活できるの…?」と疑問に思われることも少なくありません。
とはいえ、結論Webライターに将来性はあります。むしろ抜群です。
Webライターは稼げるようになるまでが大変なものの、実績を重ねてスキルを磨いていけば仕事をどんどん獲得していける世界。需要も高く、いくらネットのサービスが拡大しようとも”テキスト”は常に求められます。
というわけで今回は、Webライターの将来性について深掘りしてお話していきましょう!
- Webライターの将来性が低いと言われている理由
- Webライターに将来性があると言い切れる理由
- Webライターからステップアップして将来性を高められる仕事3選
この記事を書いた人
Webライターの将来性が低いと言われている理由3つ
そもそもなぜWebライターは将来性が低いと言われているのか。
主な理由を3つ、筆者の見解とともに紹介していきます。
- クラウドソーシングで低単価の案件が目立つ
- コロナ渦におけるWebライターの増加
- AIに仕事が取られる可能性がある
理由①クラウドソーシングで低単価の案件が目立つ
クラウドソーシングは仕事探しに最適な反面、最近では文字単価0.1円〜0.5円程度の低単価案件が目立ちます。例えば文字単価0.1円で3,000文字書いた場合、300円しか受け取れません。
初心者が実績作りに活用するなら挑戦する価値はありますが、Webライターとして生活していこうと考えると低単価案件の継続は現実的ではないでしょう。
このような現状から、Webライターは稼げない=将来性が低いと思われがちなのです。
とはいえ、わたしは初心者ライターの頃からガツガツ案件に応募しまくり、クラウドソーシングのみで月収20万円を達成していました。クラウドソーシングのみで生計を立てるのも、決して不可能じゃないんですよ。
しかも、Webライターが案件を獲得する方法はクラウドソーシングだけではありません。TwitterやInstagram経由での依頼だったり、企業への直接応募だったり…クライアントと直接契約する手があります。
むしろ直接契約のほうが優良案件数が多いのに、世間のみなさんはその事実を知らないだけなんですね。
クラウドソーシングで低単価案件が目立つからとWebライターに将来性がないと思われがちですが、これに関しては「働き方次第」だと言えます。
理由②コロナ渦におけるWebライターの増加
コロナ渦においてリモートワークが広く認知された影響もあり、Webライターを始めとするフリーランス人口が一気に急増しました。ライバルが多いという点も、Webライターに将来性がないと言われる理由も一つ。
確かに、Webライターの案件獲得競争が激しくなっていることは否めません。
実際、単価の低い案件しか獲得できず低単価・高作業の仕事に疲弊しているWebライターも少なくないでしょう。
しかし、ライバルが多いなんてのは、自身のスキルアップ・差別化によりいくらでも解消できる問題です。
基本的なライティング技術に加え、SEOの知識を身に付けたり、専門分野へ特化したり、戦う市場を変えたり…努力と戦略立てで「求められるWebライター」になれば怖いものはありません。
理由③AIに仕事が取られる可能性がある
Webライターの将来性が低いと言われている理由のひとつに、AIに仕事が取られる可能性があるのでは?という懸念もあるようです。要は「文字を書くだけならAIに置き換えられるのではないか」ということですね。
とはいえ以下のような理由から、現状Webライターの仕事を全てAIができるとは思えません。
- AI導入には多額のお金がかかる
- 最終的には人の手で修正する必要がある
- 現状AIに置き換わるほどの技術が追いついていない
- AIで人間ほどの文章力を発揮するのは難しい
そもそもWebライティングは、読者の満足度を高めるライティングが求められるクリエイティブな仕事です。AIには、ユーザー視点に立ち”人の感情に訴えかけるような文章”や”リアルな実体験を織り込んだ文章”は書けないのです。
よって「今スキルを身につけても意味ないかな…?」と不安になる必要はありません。
Webライターの将来性がある3つの理由
次に、Webライターの将来性がある理由は以下の3つです。
- テキストコンテンツは無くならない
- ライティングスキルは応用が効く
- 挫折する人が多くチャンスは無限にある
具体的な理由と一緒に解説していきますね。
理由①テキストコンテンツは無くならない
動画や音声のブームが到来し「Webライターは需要が減る」と 考えている方がいますが、そもそもテキストコンテンツが無くなることはありません。
電通の日本広告費の推移グラフを見ると、インターネット広告費はテレビ広告費を上回っています。
出典:日本の広告費の推移グラフ
つまり、Web上に掲載される広告が多い=Webライターの需要は高まっているんですね。今後もインターネット広告はどんどん拡大していくでしょう。
さらに、テキストコンテンツは情報を最短で調べる手段として最適です。
例えば、
- 〇駅の近くにあるカフェが知りたい
- 料理サイトのレシピを調べたい
- パソコンを買いたい
といった場面であなたはどの手段で調べますか?まずは、GoogleやYahooなどの検索エンジンを使ってWeb記事をチェックするのではないでしょうか。動画も便利ですが、いつでもどこでもお手軽なのはやはりテキストです。
これらからWebライターの将来性は抜群だといえますね。
理由②ライティングスキルは応用が効く
Webライターの仕事はメディアで文章を書くだけではありません。
ライティングスキルを応用して、別の仕事につなげていくことも可能です。
例えば、
- 動画の台本作成
- 著書のゴーストライティング
- 本の出版
- メルマガ
- LP(ランディングページ)
- Webディレクター
といった仕事にライティングスキルを生かせます。どの仕事に関してもクライアントの要望を汲み取り、ライティングに反映させるという過程は同じです。
興味がある分野には積極的に挑戦して、どんどん仕事の幅を広げていきましょう!
理由③挫折する人が多くチャンスが無限にある
Webライターはパソコンとネット環境さえあれば初期費用なしで始められる仕事です。しかし、勉強や案件応募、執筆の繰り返しという地道な作業に挫折する方も少なくありません。
未経験からWebライターに転身して生活していくには、会社員で働いていた時以上の根気が必要なんですよね…。
逆に言えば挫折する人が多い分、地道に努力した人が報われやすいということでもあります。結果は自ずとついて来ますし、チャンスはどこで巡ってくるか分かりません。
まずは、
- ライティングスキル
- ライティング実績
- クライアントとの信頼関係
を確実に積み上げて重宝されるライターを目指しましょう!
ライターを始めたての頃に言われがちな「今更スキルつけても遅いんじゃない…?」という言葉は無視して、ひたすら目の前のタスクをこなしていくことが大切です。
Webライターからステップアップして将来性を高められる仕事3選
Webライターがさらに将来性を高めるのであれば、仕事の幅を広げていくことも大切です。
例えば、以下のような仕事ですね。
- Webディレクター・編集者
- Webライティング講師
- Webコンサルタント
上記の仕事について紹介してくので、向き不向きもあるので色んな側面を知ったうえで今後の仕事に活かしていきましょう。
仕事①Webディレクター・編集者
Webライターのステップアップとして最も一般的だと考えられるのは、Webディレクターや編集者になること。
わたしもWebライターの傍ら、Webディレクターとしてサイトのディレクションをしています!現在は、Webディレクターメインで活動しています。
Webディレクター・編集者の役割を簡単に説明すると以下の通り。
- Webディレクター:スケジュール進行管理やサイト設計、コンテンツの品質管理などWebメディア全般を監修する役割
- 編集者:ライターの書いた記事を校正・編集し公開できるクオリティに仕上げる役割
Webディレクターと編集者は混同されることが多いですが、上記のように業務内容が異なリます。Webディレクターはコミュニケーションスキルやより詳しいSEOの知識が必要になるため、執筆が好きな方には不向きな場合もあるでしょう。
とはいえ、どちらもWebライター以上に高収入を目指せるお仕事でもあるので、将来性を考えて一度挑戦してみても良いかもしれません。
仕事②Webライティング講師
Webライターは、将来的にWebライティング講師を目指す道もあります!
ライティング講師は、自身のスキルを生かしてWebライター初心者・中級者にライティングスキルや案件の取り方などを教える仕事。執筆のお仕事とライティング講師を並列して行うことも可能です。
わたしもWebライター→Webディレクター→Webライティング講師といった流れで、活動の幅をどんどん広げてきました!
今まで自分が培ったスキルや経験を教えていきたいという方は、とてもやりがいのあるお仕事ではないでしょうか。
仕事③Webコンサルタント
Webライターの経験があれば、Webコンサルタントとして活動もできるでしょう。
Webコンサルタントとは、 Webサイトの課題発見や解決策の提案、戦略立案などを行って企業の売り上げを向上させるサポートをすること。
Webライターとして活動していた方がいきなり現場で活躍することは難しいかもしれませんが、SEOの知見やライティング経験を生かして活動できる分野です。
特に、自身でブログ運営をしたことのあるライターやサイトのディレクションに携わったことのある方にとっては、目指しやすい職業かもしれませんね。ぜひこちらも検討してみてください!
Webライターの将来性は自分次第です
というわけで今回はWebライターの将来性についてお話しました。
Webライターの将来性については様々な意見があると思います。
でもぶっちゃけ、Webライターに将来性があるかないかは自分次第。あなた自身が仕事にどう向き合っていくか、どんな働き方をしていくかにより大きく異なる職業です。
これに関してはWebライターに限りません。
どんな仕事でも言えることではないでしょうか。
今回紹介したステップアップ方法も参考にしつつ、将来性の高い働き方をして末長く活躍できる人材を目指していきましょう。