Webライターは継続してこそ開花します【仕組みを理解して挫折を防ごう】

Webライターは継続が大事とか、もう100回以上聞いたんだけど…

こう言いたくなるほど、どこを見ても紹介されている「Webライターは継続してナンボだよ」という話。それもそのはず、これって紛れもない事実なんです。

この記事を書くわたしは運営する会社のコンテンツ制作事業やWebライティングスクールにて今まで1,000名を超えるWebライターと関わってきましたが、超短期間で・ラクに大きな成果を出している人は見たことがありません。1ヶ月や2ヶ月で20万円・30万円稼げた、みたいな人も一定数いるものの、それらは一時的であり、持続しないケースがほとんど。一方でしっかり努力を積み重ね、とにかく「継続」した方は、徐々に大きな成果を得られるようになり、それらを難なく維持したり向上したりできる環境を手に入れています。

西田あずさ

「大きな成果を出せる人=めげずに継続した人」というのは一切例外のない法則的なものだとすら思ってますね。面白いほど当てはまりますから…。

ただ、継続して得られる結果や成果が大きくなるロジックを理解しない限り先が見えず、頑張ろうにも頑張れないでしょう。そこでこの記事では、Webライターが「継続」によって成果を得られる根拠を紹介していきます!

この記事の内容
  • 継続によって大きな成果が出る理由
  • 正しい「継続」を重ねるための注意点

頑張り方のヒントも見えてくるはずなので、Webライターで思うように成果が出ていない人・挫折しそうになっている人ほど、ぜひ読み進めてみてくださいね。

この記事を書いた人

筆者の詳細プロフィールはこちら
目次

なぜWebライターは継続で成果向上を期待できるのか

冒頭でもお伝えした通り、Webライター成功の鍵は「継続」です。しかし継続でどんな効果を得られるのか、継続した先にどんな未来が待っているのかを明確にイメージできていないと、頑張り方を間違えたり挫折したりしかねません。なので継続して成果を得たいなら、第一にその仕組みを理解することからです。

そこでまずは、Webライターが継続により成果を向上させられる理由からみていきましょう!

継続により成果が向上する理由
  1. 基礎スキルが向上する
  2. クリエイティビティが向上する
  3. 専門知識が深まる
  4. ポートフォリオが増える
  5. 評価が集まる
  6. 信頼性が向上する
  7. 人脈が広がる
  8. モチベーションを保てるようになる

1.基礎スキルが向上する

Webライターは美容師や大工などと同じで、技術レベルが結果に影響しやすい仕事のひとつ。よって成果を得るためには大前提として「スキルアップ」が必須ですが、Webライターに必要な文章力やリサーチ力は継続的に記事を書くことで自然と向上します。

例えば適切な見出しの付け方から読みやすい段落分け、説得力のある論拠の提示方法など、初めは難しかった文章の構成作成や表現も、練習を重ねればスムーズにできるように。リサーチに関しても、繰り返し行うことで、情報の正確性や信頼性の見極め・用いるべき情報を適切に取捨選択できる能力が身に付いてきます。

西田あずさ

結果、質の高い記事を提供できるようになり、世間から認められる人材になれるというわけです。

むしろWebライターに必要なスキルは勉強しただけでは充分に身に付かないので、レベルアップするには経験を積み上げるしかないと言えるでしょう。

2.クリエイティビティが向上する

執筆活動の継続は、技術UPのほかにクリエイティブなセンス向上にもつながります。

大前提のお話ですが、Webライターは常に新しい作品を生み出す仕事であり、どれだけ長く活動を続けても同じ記事を書くことはありません。巷に出回っている記事と同じ情報を扱おうと、毎回唯一無二のオリジナルコンテンツ制作が必須。常に新しいアイディアを出し続ける仕事です。

西田あずさ

つまり執筆の積み上げ=アイディア出しの積み上げとなり、クリエイティビティがどんどん刺激されるんですね。常に新しい視点・アプローチを考える力も養われ、より独自性のあるコンテンツを作れるようになります!

クリエイティブなセンスがUPして常にオリジナリティ高い記事が書けるようになると、Webライターとしての価値がアップするのは言うまでもありません。異なるジャンルやスタイルの記事を書いたり、新しいテーマに挑戦したりしていけば、尚更クリエイティビティの向上が期待できるでしょう。

3.専門知識が深まる

これは同じテーマの記事執筆を積み上げた場合に限るかもしれませんが、記事を書き続ければ各分野の専門知識が自然と深まっていきます。

例えば「脱毛」に関する記事を書き続けていると、脱毛の種類や効果の現れるメカニズム、ホルモンバランスとの関係、施術後の注意点、各サロンの特徴から価格設定など…無知な状態からはじめたとしても、執筆しながら幅広い知識が身に付いていきますよね。

執筆により何かしらの専門知識が深まり、専門家としての評価も得られるようになっていけば、特定ジャンルに特化したライターである「〇〇ライター」として生きていく道も開けるでしょう。営業の軸が定まりアピールポイントも明確になるため案件獲得や単価交渉のハードルが下がりますし、自然とお仕事が舞い込んでくる可能性もあります。

西田あずさ

専門知識が多く身についていくと、全く知識のない状態から執筆する場合に比べ仕事の効率化=時給アップにもつながりますね!

4.ポートフォリオが増える

そして記事を書き続ければ、さまざまなテーマやスタイルの執筆経験とともに、実際にそれらを目で見て確認できる「ポートフォリオ(実績)」が増えていきます。

西田あずさ

実績が増えると幅広い執筆能力のアピールが可能となるので、案件獲得のハードルが下がっていく効果が期待できますね!

そもそも駆け出しWebライターのほとんどがぶち当たる「仕事がとれない問題」の原因のひとつは、ポートフォリオが無い・または不足していること。いくら素晴らしい自己アピールをしても、サンプルがなければ実際にどんな記事を書けるのかが伝わらず、なかなか依頼をもらえません。実績数が少ない場合も同様で、目で見てわかる記事サンプルや実績が十分でない限り、いくら能力をアピールしても信頼性に欠けてしまうのです。

一方でポートフォリオが十分であれば、営業時に「実力の証拠」をたくさん提示できるほか、異なるジャンルの記事を持っている場合は案件によって提出物を使い分けられたり、多才なライターとしてアピールしたりすることができます。実績が少ないときに比べ圧倒的に仕事をとりやすくなるので、その分成果の安定・向上が期待できるでしょう。

なお営業に備え「実績をしっかりどこかにまとめていきたい!」という方は、こちらの記事を参考に、本格的なポートフォリオ制作にも挑戦してみてくださいね↓

5.評価が集まる

また、継続して記事を納品し続ければ読者やクライアントからのフィードバックも蓄積されます。

添削・フィードバックを受けることがWebライティング上達の近道だということはご存知の方も多いはずですが、より高度なアドバイスをもらえるのは、「フィードバックを受ける→改善して記事を書く」のサイクルを繰り返してこそ。基本的に添削者は、執筆者の能力に合わせてフィードバックするからです。レベル1の人にレベル50のアドバイスは行わないということですね。つまり一度や二度のフィードバックを受けただけでは、大きな成長は見込めません。

しかしフィードバックによる改善を怠らず、納品を続ければ、どんどんハイレベルなアドバイスを受けられるようになります。フィードバックを受けるたびに自身がレベルアップし、より良いコンテンツを提供できるWebライターに成長していけるでしょう。

西田あずさ

Webライティング従事者にとって、フィードバックはまさに財産。それらが蓄積されていくのも、継続の大きなメリットと言えますね。

6.信頼性が向上する

さらに継続的な活動は、既存のクライアントおよび世間からの信頼性向上にもつながります。

フリーランスは「信頼性」が非常に重要。既存のクライアントから継続案件をもらえるのも、新しい仕事を依頼してもらえるのも、信頼があってこそだからです。ただし「良い仕事」を積み上げない限り、信頼は得られません。受けた仕事を全力でこなしたり、誠実かつ丁寧に対応したり…それらを長期間続けてやっと、信頼性は向上していくのです。

またフリーランス業界は横のつながりが強いので、良い評判は自然と流れていくもの。良い仕事の継続により信頼性が積み上がれば、リピートや紹介だけで仕事が回る状態も目指せるでしょう。

西田あずさ

継続=信頼性の積み上げ=最大の営業活動とも言えますね!

7.人脈が広がる

フリーランスとして生きていくうえでもうひとつ重要なのが、人脈。あらゆる方々との人脈構築により情報交換やコラボレーション(チームを組むなど)の機会が増え、思いもよらない大きな仕事が舞い込んできたり、仕事の幅を広げられたりする可能性もあるからです。

西田あずさ

私はいちWebライターから編集者、ディレクター、講師、今では複数事業を経営する起業家として活動していますが、仕事の幅を広げられたのは全て“人脈”のおかげだと思ってます!

しかし当然、人脈は継続的に活動しない限り広がりません。クライアントであれ同業者であれ、より多くの方々と出会えるのは、度重なる案件受注やコミュニティ・SNSなどの活用が必須。さらに出会った方々との関係を構築するには、積極的な交流・信頼の積み上げが欠かせないでしょう。

人脈はあればあるほどあらゆるチャンスが巡ってくる可能性が高くなるものの、これもまた、得られるのは積極的かつ継続的に活動を続けた人のみなのです。

8.モチベーションを保てるようになる

最後にご紹介するのは、Webライター活動を継続すればやがてモチベーションを維持できるようになること。

理由は、まずシンプルに「書くこと」自体が習慣化されるから。執筆が日常のルーティンに組み込まれ、作業にも慣れてくるので、最初の頃に比べラクに活動を継続できるようになります。さらにこれまで紹介したような“継続で得られる変化”により、どんどん成果が向上していったり、自分が成長する自己達成感を感じられたり、仲間の存在ができたり…最初は「頑張らないと」と思っていた活動も、徐々に楽しくなってくるでしょう。

西田あずさ

そうなれば「より頑張れる→さらに成果を出せる」という好循環を生み出せます!

そもそもビジネスで結果を出すために一番大事なのって、結局「いかにモチベーションを保てるか」だったりするんです。行動しなきゃ成果は出ないわけですが、やる気がないと動けないですからね。でもそのモチベーションも、継続して自分がノリ出すまではなかなか維持が難しいんです。それまでの期間は苦しいこともありますが、こればかりは根気強くいくしかありません。今回紹介した内容を参考に、ただひたすら「継続すれば結果は出る」と信じ、前進していきましょう。

注意:「ただ継続する」だけではWebライターとしての成功は遠のく

Webライターが継続により成果を向上させられる8つの理由について紹介しましたが、ここで注意点があります。それは、いくら継続が重要とはいえただ闇雲に仕事を続けても、思うような成果アップは見込めないこと。戦略的に取り組んでいかないと、無駄な努力や行動を積み重ね、遠回りする羽目になるでしょう。

西田あずさ

頑張り方を間違えているがゆえに、成果が出る前にモチベーションがもたなくなり辞めてしまった…なんてケースも多々。せっかく頑張ってるのに!ちゃんと続けてたらきっと成果を出せたのに!もったいない!という方はたくさん見てきましたね…。

成果向上には、継続的な学習と自己改善が必須

「頑張って続けてるのに成果が出ない」といった人にまず多いのは、続けること自体が目標になってしまい、仕事の質についてを全く意識できていないパターン。質を高めるためには量の積み上げも大事ですが、大前提として継続により成果を向上させられるのはその分「自分のレベルがアップするから」です。作業だけでなく学習も続けないといけませんし、一定のフェーズまでくると質と量を両立させつつ、自己研磨に重きを置かないといけません。

例えば記事を書き続けるとフィードバックが蓄積され、レベルアップにつながりますが、当然ながらWebライター自身がしっかりとアドバイスを活用して改善しなければ、成長はゼロです。せっかく評価をいただいても、無駄になるだけなんですね。また信頼性が向上すると仕事の安定・収入アップなどにつながるものの、それも一つ一つの仕事を丁寧にこなしつつ、常に成長している姿を周囲に見せられてこそ。ただ「活動」しているだけで信頼性は向上しません。

要は継続して成果を得るためには、今回紹介した「成果が向上するロジック」を理解したうえで、そのために必要な“変化”をしっかり得られるように活動していく必要があるのです。

自分の目標に沿った行動戦略を

そしてこれもよくあるのが、巷で「良い」とされていることをとにかく取り入れてみたり、成功者の真似をしたりして、自分自身の軸や目標が定まらないまま活動しているケース。「とりあえずSNSもやっておこう」「ポートフォリオサイトを作っておこう」「ワードプレスの練習にブログを作ろう」「有名な本を読んでおこう」と色々手を出すのはいいものの、先々の目標がないまま取り組んでいるがゆえに、その作業が何の成果にもつながらず、ただ無駄な時間を過ごしてしまうんですね。

西田あずさ

自分にとって本当に必要なことだけに注力していかなければ何もかも中途半端で強みのないWebライターとなり、周りとの差別化も叶わず、埋もれます。

なので成果を得るためには「自分がどんなWebライターになりたいか」「どんな将来を手に入れたいか」などのキャリアプランを明確に設定し、その目標だけに沿った行動を選択していかなければなりません。

最初のうちは「とりあえずやってみる精神」で大丈夫です。しかし活動を続けるうちに基礎が身に付き、業界のアレコレも理解でき、自分のなりたい姿は見えてくるはず。そのフェーズまできたら、理想の未来を明確に思い描き、自分の強みを活かせたり、目標に近づけたりできる行動戦略を必ず練ってください。そのうえで、正しい努力を積み上げていきましょう。

まとめ:正しく継続して自分の目指すWebライターになろう

というわけでWebライターを含む制作系のフリーランスは、すぐに成果が出なくて当たり前。たとえ最初からスキルが高い人であっても、結果が出るまでに一定の期間を要すのが“フツウ”です。フリーランスは信頼が第一ですからね。

西田あずさ

努力と改善を積み上げながらとにかく継続的に活動すれば、スキルが向上し、信頼性も高まり、求められるWebライターになれます!

果てなき道ではありませんし、成果が出る前に辞めてしまっては非常にもったいないです。無駄な努力によって疲弊しないよう戦略的に取り組んで、着々と前進していってみてくださいね。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

関西在住フリーランス・シングルマザー。産後4年間の病棟介護士を経て、独学でWebライティングを開始。現在は、Webライター兼Webディレクター、編集者として複数メディアで活動しつつ、ライティング講師を務める。身軽に・自由に暮らすがモットー。

目次